2017年 10月 05日
浅草スマイル |
監督:林隆行
出演:篠原篤、川村沙也、森優作、他
「未完成映画予告編大賞」というのが今年からはじまったようだ。第一回と言っているのだからこれからも続けていくのだろう。予告編が審査されて大賞を獲得すると映画製作費3000万円と賞金100万円が受取れるという企画らしい。
『浅草スマイル』は大賞は取れなかったが、堤幸彦賞というのを獲得した作品で、「星降る町の映画祭」で上映された。この映画祭は神奈川の城ケ島公園で一日だけ開催された。『浅草スマイル』に関わった知り合いがいたので、行ってみようかなとは何度も思った。私がもっと若くて元気で、その上ナイスな同行者でもいれば行ったろうに(失礼!)、結局行かなかった。で、今月いっぱいのネット配信で、40分あまりの本作を観ることになった。今後の展開は未定なのだろう。
映画は売れない夫婦漫才師の話。売れるために、交通事故に遭った妻の記憶障害を利用したり、妻を演芸界に復帰させるために自らの失踪事件を演出する夫の話なのだ。妻役の川村沙也は不思議な空気感をしっかり出していて好感をもった。題材が私の好みだったので、比較的好意的なのだけれど、小さな画面で(今回はスマートフォン)ベッドに寝転びながら映画を観る経験は初めてだったので、その経験をどう考えるべきか少々混乱気味だ。今の時代そういう観方があたりまえだと思っている人も多いのだろう。
ということで、自信をもって評価することは今できない。今後はこのような経験が増えていくのかもしれない。ゆっくり考えたい、というより慣れるか慣れないかの部分が大きいのかもしれない。
個人的な浅草の記憶の中でももっとも好きなところが短いながら写し撮られていて、そんなところも懐かしいなと思いながら観ていた。他にふたつの作品が配信されているようなので今月中には観ておこうと思う。
2017年10月5日
by nakamura-en
| 2017-10-05 08:41
| 映画
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