2018年 06月 06日
函館と三部作 |
函館行きが決まったときには佐藤泰志のことなど全く考えてもいなかったのだが、その後ベイエリアに停泊する観光遊覧船「ブルームーン」や海の見える「坂」を見ても、市電に乗って景色を見ても、『オーバー・フェンス』のいくつかのシーンが浮かんできた。
『海炭市叙景』のことも「朝市」や「ロープウェイ山麓駅」や函館山の切り立った「崖」を見ながら思い出していたし、浜からの函館山の遠景を見ながら『そこのみにて光輝く』のことを考えていた。ひとりで自由に動ける旅行ではなかったので、いわゆるロケ地めぐりというわけにはいかないのだが、帰ってから調べてみると函館市内の各所でロケ地マップが配られているということだった。学生時代から旅行先では友人にでも促されないかぎり観光地巡りもせずに、その地の古本屋やパチンコ屋に入るのが好きだった私なので、今回も何も考えずに出かけてしまった。ロケ地なんていうのを意識することで私の旅行も少しはアクティブになるかもしれない。
などといいながらも函館の街で偶然映画館を見かけたらその写真だけは撮っておこうと思ってはいたのだ。市内には「シネマアイリス」「シネマ太陽」の2館があるようだが、後で地図を見るとどちらもごく近くまで行っていたようなのだ。いつもながら計画的に動くことのできない自分を確認。
2018年6月2日3日4日
by nakamura-en
| 2018-06-06 11:06
| 映画
|
Comments(0)